膝の水を抜くとクセになる?

こんにちは!札幌ひざ関節症クリニックです⛄

最近はすっかり寒くなりましたが、体調はいかがでしょうか。

風邪を引きやすい時期ですのでお気を付けください😣

 

 

本日はお膝の水についてご説明いたします!

 

お膝の痛みや腫れを訴える患者様の中には「お膝に水が溜まる」という症状を経験したことがある方が多いです。

この「お膝の水」とは、関節液が通常以上に溜まった状態を指します。

よく聞かれる質問の一つに「お膝の水を抜くとクセになるのか?」というものがあります。

 

 

 

お膝の水とは

膝関節内にある関節液が過剰に分泌された状態です。

関節液には潤滑油の役割と、軟骨に栄養を供給する役割があります。

この液体が過剰に分泌される原因としては、変形性膝関節症や半月板損傷、関節リウマチ、痛風などが挙げられます。

 

 

 

関節液が溜まる原因
お膝に水が溜まる原因は、主に滑膜の炎症によるものです。

滑膜は関節液を生成・吸収する役割を持ちますが、このバランスが崩れると過剰な関節液が溜まり、お膝が腫れます。

 

変形性膝関節症中高年に多く見られ、関節軟骨や半月板の摩耗が原因です。摩耗した組織が滑膜を刺激し、炎症を引き起こします。
半月板損傷・靱帯損傷:若年層では、スポーツや事故による損傷が原因となり、滑膜が炎症を起こします。
関節リウマチ・痛風:関節リウマチは免疫の異常が原因で、痛風は尿酸が関節に溜まることによる炎症です。

 

 

お膝の水を抜くメリット
お膝の水を抜くことには、以下のようなメリットがあります。

 

診断の補助:抜いた関節液の色や状態から、炎症の原因をある程度特定することができます。例えば、関節液が濁っている場合は感染症、黄色みがかっている場合は変形性膝関節症が疑われます。
症状の緩和:お膝の腫れや痛みを軽減し、曲げ伸ばしの動きを改善します。

 

 

お膝の水を抜くとクセになるのか?
「お膝の水を抜くとクセになる」ということはありません。

何度もお膝に水が溜まるのは、根本的な原因が解決されていないからです。

炎症が続いている限り、関節液は再び過剰に分泌されます。

お膝の水を抜くこと自体が悪影響を与えるわけではありません。

 

 

自然治癒は期待できるのか?
お膝に水が溜まる原因となる炎症が治らない限り、関節液が自然に減少することはほとんどありません。

 

お膝に水が溜まるとどんな症状が出るのか?
初期症状として、以下のような兆候が見られることがあります。

・お膝全体に腫れぼったさを感じる
・お膝が重苦しく感じる
・お膝が突っ張って曲げ伸ばしがしにくくなる

 

 

お膝の水を抜いた後は?
根本的な原因である関節炎の治療を行わなければ、痛みや腫れが再発することがあります。

 

 

 

お膝の水を抜くことは症状の緩和として有効ですが、根本的な原因を治療しない限り再発することがあります😣

当院の治療は水が溜まる根本的な原因に対して治療を行うことができます!

気になる方はぜひ診察にいらしてください😊


 

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